中国、香港、マカオ、韓国、イタリア、イランを感染危険国・地域に指定

(タイ)

バンコク発

2020年03月11日

タイ保健省は3月5日、中国、香港、マカオ、韓国、イタリア、イランの6カ国・地域を新型コロナウイルスの感染が拡大している危険国・地域に指定した。保健省は2月27日に日本を含む9カ国・地域から入国した者に対して、14日間の自宅等での自己観察の協力を要請しており、今回指定された6カ国・地域からの入国者に対しては今後さらに厳しい対応が同省より求められる見込みだ。

保健省は2月29日に新型コロナウイルス(COVID-19)をSARSやMERSと同列の感染病法における14番目(注)の法定感染症に指定外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。今回、感染病法に則り、6カ国・地域が新型コロナウイルスの感染危険国・地域に指定された形だ。

なお、日本は今回の危険国・地域に指定をされていないが、上述の2月27日付の保健省の協力要請は継続されているため、引き続き留意が必要である。

(注)タイにおける法定感染症:ペスト、天然痘、クリミア・コンゴ出血熱、ウエストナイル熱、黄熱病、ラッサ熱、ニパウイルス感染症、マールブルグ病、エボラウイルス病、ヘンドラウイルス感染、SARS、MERS、XDR-TB

(平林拓朗)

(タイ)

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