3Dプリンターによる医療用機材のボランティア生産を開始

(トルコ)

イスタンブール発

2020年03月27日

トルコ国内では、民間の新型コロナウイルス対策として、「3Dサポート(3 Boyutlu Destek)」というボランティア活動が始まっている。

非営利活動として、3Dプリンターを所有している人々が集まって立ち上げたボランティア組織「3Dサポート」は、3Dプリンターを活用することで、医療セクターで必要にもかかわらず不足している医療用パーツや機器の生産に取り組んでいる。3月26日時点で、全国80県から1,700人の個人および法人、3,000機以上の3Dプリンターが登録されている。

ボランティア・メンバーには、3Dプリンターを所有している個人のほか、民間企業、市役所、技術センター、専門学校からも参加があり、現在は主に医療関係者向けのメディカル・フェイスシールド(医療用の顔の保護シールド)を生産している。また、ボランティア活動に貢献を望む企業からは、3Dプリンター用の原料の寄付も受け付けている。

(エライ・バシュ)

(トルコ)

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