地方政府財務局、2020年の歳入目標を前年比19%増に設定

(フィリピン)

マニラ発

2020年02月25日

フィリピン財務省地方政府財務局(BLGF)は、2020年の歳入目標を前年比19%増の3,070億8,000万ペソ(約6,755億7,600万円、1ペソ=約2.2円)に設定したと発表した。1月15日付の「ビジネスミラー」ほか地元各紙が報じた。

BLGFはさらに、地方政府別の徴税額の目標を、州政府は541億9,000万ペソ、市は2,137億1,000万ペソ、その他地方自治体(町など)は392億1,000万ペソとした。

税金の種類別でみると、法人からの徴税額は1,261億9,000万ペソ、固定資産税は1,071億9,000万ペソ、各種手続きによる税収を439億1,000万ペソ、地方自治体所有の法人からの収入を297億9,000万ペソとした。

2020年の徴税額の目標が最も大きい州政府はリサール州(31億4,000万ペソ)、市はケソン市(227億8,000万ペソ)だった。

フィリピン政府の中期開発計画「フィリピン開発計画(PDP)2017~2022」は、地方自治体の長が年間の歳入目標を毎年定めると規定する。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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