フィンテックの規制緩和措置サンドボックス制度を拡張

(オーストラリア)

シドニー発

2020年02月21日

オーストラリア連邦議会は2月11日、フィンテック分野の規制緩和措置である「レギュラトリー・サンドボックス」制度を拡張するための改正法案を可決した。今回の法改正によって、12カ月だったテスト期間を24カ月に延長する。また、テストできる製品やサービスの範囲も拡張され、金融アドバイスや消費者信用契約、クラウドファンディングなどの分野でもテストが可能となる。

オーストラリアで金融サービスを提供する事業者は原則として、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)から金融サービスライセンス(Australian Financial Services License)を取得しなければならず、申請から認可までおおむね半年から1年程度の期間を要するといわれている。2016年導入のサンドボックス制度を利用することによって、ライセンスを取得することなく新しい製品やサービスをテストすることができるが、今回の改正では、このテスト期間が延長されたことが1つの特徴だ。また、消費者保護の観点から、サンドボックスを利用できる製品やサービスの範囲、条件などを設定しているが、それも緩和された。

ジェーン・ヒューム年金・金融サービス・金融技術担当補佐大臣は「オーストラリアは成熟し、多様性のある、国際的に接続されたエコシステムとして、フィンテック分野の魅力的な投資先であり、今回の法改正によってフィンテック産業のさらなる成長を促進する」と期待を寄せた。

(住裕美)

(オーストラリア)

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