マニラ近郊の火山噴火、警戒レベルさらに引き下げ、避難区域は縮小せず

(フィリピン)

マニラ発

2020年02月21日

フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は2月14日午前8時、マニラ首都圏の南方約60キロに位置するタール山の噴火警戒レベル3(危険な噴火の恐れが減退した状態)からレベル2(不安の減少)に引き下げた。噴火活動が活発になった1月12日から警戒レベルは4を継続していたが、噴煙活動が弱まったことを受け、1月26日にレベル3に引き下げ、さらに活動の減退が確認できたことから、2月14日付でレベル2にした。

一方で、半径7キロ以内の地域からの避難指示については変更しなかった。フィリピン政府は1月12日以降、半径14キロ以内の地域に避難指示を発令し、その後警戒レベルを4から3に引き下げると同時に1月26日午前8時をもって、半径7キロ以内に縮小していた。PHIVOLCSは、レベル2に引き下げたものの、危険な噴火の恐れがなくなったわけではなく、活動が再び活発化すればレベル3に再度引き上げる可能性もあるとし、半径7キロ以内の避難区域の変更は行わなかった。

災害リスク削減管理委員会(NDRRMC)によると、2月14日午前6時時点で1万1,013人が避難しているが、1月27日時点の13万7,447人からは大幅に減少した。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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