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新型コロナウイルス対策を強化、建設現場の中国人労働者が不足

(イスラエル)

テルアビブ発

2020年02月06日

イスラエル国内の新型コロナウイルス感染者は2月5日時点で確認されていないが、中国に渡航したイスラエル人に感染の疑いがあるため入院したケースが複数ある。

エルアル航空は3月25日まで中国本土(北京)とのフライトの運休を発表している。海南航空の北京便、深セン便はキャンセルとなり運航していない。キャセイパシフィック航空、エルアル航空はテルアビブ~香港便の運航は続けている。

イスラエル保健省は1月30日、中国を訪問した全ての人々に対してイスラエルに入国後の14日以内(ウイルス潜伏期間)に学校や企業、公共の場所に行くことを避けるよう勧告を出した。同省はウェブサイトでその内容を中国語PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で発表する異例の措置を取っている。

同省はさらに2月2日、新型コロナウイルスに関する入国制限などの措置について発表した。在イスラエル日本大使館が発表した当局への確認内容外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(外務省ホームページ)は以下のとおり。

  • イスラエル入国のタイミングで過去14日間以内に中国に滞在したイスラエル居住者は、中国出発後14日まで自宅待機することを義務付ける。
  • イスラエル入国時に、過去14日間以内に中国に滞在したイスラエル居住者ではない者への入国を拒否することを可能にする。短期滞在ビザや学生ビザ、B1就労ビザ、そのほかの長期滞在ビザを所持する外国人に適用される。この入国制限措置はイスラエル国籍者やその配偶者と子供、イスラエル永住者、イスラエルに派遣された外交官には適用されない。
  • 香港やマカオは入国制限措置が適用される対象地域とはなっていない。

イスラエル人口移民庁は2月1日、中国からモスクワ経由でベングリオン空港に到着した中国人旅客の入国を認めなかった。

このほか、入国制限により多数の中国人労働者が入国できないため、建設現場などでの影響が懸念されている。新たにイスラエルに到着予定だった2,000人と、春節(旧正月)休暇を中国で過ごした約1,000人が入国できない事態となっている(「マアリブ」紙電子版2月4日)。このため、ビザの期限が切れるイスラエル在住の1,700人余りの中国人労働者のライセンスを延長する緊急措置が取られたが、テルアビブ・ライトレール(LRT)を含めた公共交通機関などの各種インフラ整備に遅れが出ることは避けられそうにない。

(余田知弘)

(イスラエル)

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