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チェコ政府、中国人向けビザ発給停止に続き、直行便運航を禁止

(チェコ)

プラハ発

2020年02月04日

チェコ内閣は2月3日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2月9日からチェコ~中国間の全ての直行便運航を禁止する旨を決定した。チェコは、既に1月30日に中国国民へのチェコ入国ビザ発給を停止している。

現在、チェコ~中国間には、北京、上海、西安、成都の4都市とプラハを結ぶ便が週に12便就航している。そのうち、プラハ~成都間のフライト(週2便)に関しては、これを運航している四川航空が1月31日、2月8日のフライトを最後に、就航停止を発表していた。

プラハ国際空港管理局によると、2019年にプラハ~中国間で直行便を利用した乗客の数は延べ18万8,000人だったとチェコ通信社は報じている。2019年にチェコを訪れた中国人観光客数は約62万人で、そのチェコ国内滞在期間は平均2.5日、1人1日当たりの支出額は1,300コルナ(約6,240円、1チェコ・コルナ=約4.8円)と、チェコ観光局・チェコツーリズムは報告している。ただし、チェコ・ホテル・レストラン連盟のバーツラフ・スタジェック会長は、チェコ通信社に対し、新型コロナウイルスの影響による中国人観光客の減少が、国内ホテルやレストランの業績に深刻な影響を与えることはないと述べている。

一方、チェコ通信社は、証券会社チェコ・ファンドのチーフアナリスト、ルカシュ・コバンダ氏が、中国経済の成長率が0.1ポイント低下することによって、中東欧諸国の経済成長は0.25~0.3ポイント程度減速すると指摘し、さらに、「欧州に新型コロナウイルスが拡大し、ドイツをはじめとするチェコの主要貿易相手国の経済が後退することになれば、チェコ経済にも大きな影響が及ぶ」と警告していると報じた。

また、大手銀行であるチェコ貯蓄銀行のチーフアナリスト、ダビド・ナブラーチル氏は世界銀行の報告を基に、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的な流行)になった場合、チェコ経済への影響は約220億コルナ、GDP比で0.4%と推測されるとツイッターに投稿した。

アダム・ボイチェフ保健相は、チェコ国内では感染の疑いがあるとして検査を受けていた37人がいずれも陰性だったことを2月1日に明らかにしたほか、2月2日に中国から、フランスの特別機に同乗して帰国したチェコ人5人についても検査結果は陰性だったと2月3日に明らかにしている。この5人はプラハ市内の病院で隔離されている。

(中川圭子)

(チェコ)

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