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タイ中銀、政策金利を引き下げ、過去最低の水準に

(タイ)

バンコク発

2020年02月07日

タイ中央銀行(BOT)は2月5日、金融政策委員会を開催し、政策金利を1.25%から1.00%に引き下げた(全会一致)。1.00%は過去最低の水準。

BOTの声明によると、タイ経済が現在の見通しよりも低成長になると予想する。新型コロナウイルスや2020年度(2019年10月~2020年9月)予算施行の遅延、干ばつなどが主な景気減速要因という。景気下支えの必要性から利下げを決定したもようだ。

今回の利下げ決定に先立ち、BOTは1月31日、月例経済報告の会見において、「2020年の経済成長率について、下方修正は避けられない」との見通しを示していた(注)。下方修正の主な要因は新型コロナウイルスの感染拡大により、外国人観光客数の大幅な減少が見込まれることだ。タイには月間約300万人の観光客が訪れており、うち約3割は中国人観光客が占める。GDPに占める旅行収支の割合は約10%(2018年)。

タイ商業会議所大学(UTCC)の試算(1月30日時点)によれば、新型コロナウイルスが観光業にもたらす損失は約4,200億バーツ(約1兆9,700億円、1バーツ=約3.5円)に達する。新型コロナウイルスの影響が長期化すれば、景気が一層悪化する可能性がある。

(注)当初の見通しは2.8%。

(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)

(タイ)

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