インド、新型コロナウイルス対策で日本国籍者などの到着ビザ発給とe-Visaサービス停止

(インド)

アジア大洋州課

2020年02月28日

インド内務省入国管理局は2月27日、新型コロナウイルス対応のため、日本と韓国の国籍保持者に対する到着ビザ(ビザ・オン・アライバル)の発給停止を発表した。また、在インド日本大使館の発表によると、オンラインで申請が可能なe-Visaについて、日本と韓国、イラン、イタリア国籍者は申請できなくなっているという。既に発給済みのe-Visaは有効だ。

インドでは現在、入国制限として、(1)中国(香港、マカオ、台湾を除く)に現在いる中国人と外国人に対し、2月5日より前に発給されたビザでのインドへの渡航を許可せず、6日以降に在中国インド大使館かインド総領事館が発給したビザを所持していない限り、入国を許可しない、(2)1月15日以降に中国への渡航歴がある外国人のインドへの入国を許可しない、といった方針を出している。

また、インド保健・家庭福祉省は、国内21空港などで日本を含むアジアの10カ国から到着する航空機の搭乗者に対し、発熱検査と健康状況を申告するカードの提出を求めている。詳細は日本の外務省の海外安全ホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

インドではこれまでに3人の新型コロナウイルス感染者が確認されている。インドのジェトロ事務所でも、企業の出張自粛などによる日本からの来訪のキャンセルが相次いでいる。

(古屋礼子)

(インド)

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