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ウーバー、コロンビア政府を相手取り訴訟を起こす構え

(コロンビア、米国)

ボゴタ発

2020年01月14日

ウーバーは1月9日、コロンビア政府を相手取り国際仲裁裁判所へ訴訟を起こす考えを発表した。これは、商工監督局(SIC)がウーバーに対し、コロンビア国内でのサービス提供を停止するよう求めた勧告が発端となっている。タクシー配車アプリのタクシス・リブレスを運営するコロンビアのコテックがウーバーに対して起こした訴えについて、SICは12月20日、ウーバーがコロンビアで不正競争を行い、競合他社の顧客を自社との取引へ不当に誘引していると認め、国内でのサービス停止を命じた。

ウーバーは弁護士を通じて発出したイバン・ドゥケ大統領に宛てた書簡で、「米国企業のウーバーとその子会社であるウーバーコロンビアに営業停止を命じる政府の決定は、米コロンビア自由貿易協定に違反している」と主張している。また、ウーバーと類似のサービスを提供している企業は同様の扱いを受けずにコロンビアで営業を続けていることから、今回のウーバーへの対応は、政治的圧力によるものだと述べている。

SICのアンドレス・バレト長官は、ウーバーはコロンビアの法制度にない形式でサービスを提供しており、ウーバーが指摘する自由貿易協定の法的安全性の問題でもないはずだと述べた(「ラ・レプブリカ」紙1月9日)。

司法庁のカミロ・ゴメス長官は、政府は訴訟に対する準備ができているが、その前にウーバーと政府とが直接話し合うべきだと述べ(同上)、対話による解決が望ましいとの考えを示している。

ウーバーは2013年にコロンビアに進出した。登録ドライバーは国内12都市で8万8,000人、登録ユーザーは200万人に達している。2019年6月には中国のライドシェア大手の滴滴出行も進出している。

(茗荷谷奏)

(コロンビア、米国)

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