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国民議会で与野党双方がそれぞれ議長を選出

(ベネズエラ)

ボゴタ発

2020年01月09日

ベネズエラ国民議会の議長を選出する選挙が1月5日に、行われた。ニコラス・マドゥロ大統領(注)を支持する政府派は、与党・統一社会党(PSUV)所属のルイス・パラ氏を議長として支持し、フアン・グアイド暫定大統領率いる反体制派は、グアイド氏が引き続き議長を務めることを望んでいる。

ベネズエラでは、2019年1月10日に就任したマドゥロ大統領を支持する政府派と、マドゥロ大統領に反対して暫定大統領を宣誓したグアイド氏を支持する反体制派に分裂している。グアイド氏は2019年1月5日から国民議会議長を務めており、任期は1年のため、今回の選挙が行われた。

ベネズエラでは、政府派により構成される制憲議会と、反体制派が多数を占める国民議会が並立する状態が続き、それぞれが正統性を主張している。このため、結果的に国民議会に2人の議長が生まれる状況で、混乱状態にさらに拍車がかかることになる。

選挙当日、グアイド氏を含む反体制派は国家警備軍による厳しい取り調べにより多くの議員が議場に入れず、現地紙「エル・ナシオナル」の社屋内で投票してグアイド氏を選出した。1月7日には、グアイド氏が100人の反体制派議員とともに国会に強硬進入し、議長宣誓を行った。

正式な投票により選出されたと主張する政府派のパラ氏は、以前は反体制派の正義第一党に所属していたが、汚職スキャンダルにより2019年1月に同党から除名され、政府派に転向していた。

なお、国民議会における反体制派の各党は、2016年1月の政党間合意により、毎年、各党から順番に議長を推す取り決めがあったが、今回はこれらの政党がまとまってグアイド氏を支持した。

(注)米州機構(OAS)はマドゥロ大統領の在任を非合法としている。

(マガリ・ヨネクラ、豊田哲也)

(ベネズエラ)

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