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さらなる発展へ「セルビア2025計画」を発表

(セルビア)

ウィーン発

2020年01月20日

セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領とアナ・ブルナビッチ首相は12月28日、セルビア宮殿政府関係者と国際金融機関の代表者を招き、セルビアのさらなる発展のための「セルビア2025計画」を発表した。

「セルビア2025計画」の内容は、若年層の国外流出防止・少子化対策から、交通インフラやエネルギー、農業、教育・科学技術振興と多岐にわたるが、交通インフラの南北格差が生じないようにする交通インフラ(道路、鉄道、航空・水上交通)整備に予算の半分以上を充てる。計画の予算は約140億ユーロで、国の予算と国際金融機関からの借り入れによって賄う。

ブチッチ大統領は、この計画が成功すれば、2025年には国民の平均給与は月額900ユーロに、平均年金支給額は430~440ユーロになるだろうとも述べた。

ブルナビッチ首相は、2025年計画は世界経済が現在の成長を維持でき、かつ国際金融機関から融資を受けられることが条件としながらも、一時は20%台だった失業率を10%未満まで低下させたといった経済改革の実績と、公的機関の構造改革のさらなる推進などを前提に算出したとし、計画のいかなる段階においてもマクロ経済の安定性を損わず、公的債務のリスクなく実現できると強調するとともに、この計画の実施を監視する政府機関を設けたとも述べた。また、セルビアは世界のリチウムの埋蔵量の10%を保有していることから、このポテンシャルを活用すれば、バッテリーや電気自動車生産の世界的中心地になることができ、計画の後押しにもなると語った。

セルビア2025年計画の主な内容は次のとおり。

  1. 若年層の国外流出防止・少子化対策
  2. 交通インフラ整備
  3. エネルギーネットワーク整備
  4. 農業インフラ整備
  5. 市町村の生活インフラ整備
  6. 医療
  7. 観光インフラ整備
  8. 教育・科学技術振興
  9. セルビアが「南の自治州」だと主張するコソボのインフラ整備
  10. ボスニア・ヘルツェゴビナ(BiH)の領土保全を担保しつつ、「セルビア人共和国」との協力

(鈴木秀男)

(セルビア)

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