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自動車業界、2020年も生産・販売の拡大を予測

(ブラジル)

サンパウロ発

2020年01月14日

ブラジル自動車製造業者協会(ANFAVEA)は1月7日、2020年の自動車生産台数が前年比7.3%増の316万台に、新車国内販売台数は9.4%増の305万台に達するとの予測を発表した。国内需要が拡大し、生産台数の伸びを下支えするからとみられる。一方、輸出は11%減の38万1,000台と予想している。最大の輸出相手国のアルゼンチンで経済低迷が続き、輸出回復が見込めないことが主な要因。

ANFAVEAでは、毎年1月に当該年の生産・新車販売・輸出台数を予測し、その後も定期的に予測を更新している。

2019年の実績は、生産台数が294万5,000台(前年比2.3%増)、新車国内販売台数が278万8,000台(8.6%増)、輸出台数が42万8,000台(31.9%減)だった。

2020年に予測される生産台数316万台は、ブラジルの生産台数がピークだった2013年よりも55万台少ないが、2年連続のマイナス成長に陥った2016年の218万台の後、4年連続の増加と見込む。対前年の伸び率は2020年が7.3%で、2019年の伸び率(2.3%)の2倍以上となることが期待されている。

ANFAVEAがこのように強気の予測を行う理由として、(1)2020年のGDP成長率が2.5%と予想され、前年の1.2%を上回ること、(2)雇用拡大傾向が継続しており国内消費を下支えすること、(3)インフレ抑制により政策金利(SELIC)は歴史的な低水準(2019年末4.5%)にあり、より魅力的な自動車ファイナンスが提供できること、(4)ブラジル5年物CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)のスプレッドは、2019年12月に103ベーシスポイント強まで低下し、2013年5月以来の低水準となり、ブラジルのカントリーリスクが低水準で推移していること、(5)民間シンクタンクのジェツリオバルガス財団(FGV)調査による企業景況感指数は2016年を底に回復傾向が持続していること、を挙げている。

ANFAVEAのルイス・カルロス・モライス会長は、ブラジルの2019年の新車国内販売台数は世界8位だったが、2020年はフランスと英国を抜いて世界6位になる可能性がある、と期待している。

(大久保敦)

(ブラジル)

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