バイク配車サービスを違法と結論、アンカスなど3社は1月で操業停止へ

(フィリピン)

マニラ発

2020年01月21日

フィリピンの陸運統制委員会(LTFRB)は1月20日、バイク配車サービスを2月以降は違法とし、アンカス、ジョイライド、ムーブイットの3社が2019年12月23日から2020年3月23日までの期間で実施している試験運用も中止させると発表した。1月20日付でCNNフィリピンほか、地元各紙が報じた。

LTFRBは同日に実施した会議で、安全性の観点から二輪車はあくまで個人の交通手段と位置付けることが適切で、バイク配車サービスを違法として結論付けた。また、バイク配車サービスを法制化する場合には多くの法的障害があると同時に、3月まで試験運用を続けても法制化のために必要なデータが得られないと説明した。

LTFRBによると、1月27日の週のいずれかの日から即日で違法となり、バイク配車サービスを提供する事業者を取り締まる。運輸通信省のアート・ツガデ長官も、LTFRBの結論を承認しているとした。

(坂田和仁)

(フィリピン)

ビジネス短信 5b223b3589da2a02