賃金の上昇が続く傾向、米シカゴ連銀ベージュブック報告

(米国)

シカゴ発

2020年01月23日

米国連邦準備制度理事会(FRB)は1月15日、地区連銀経済報告〔ベージュブック(注1)〕を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

米国中西部の一部地域(注2)を管轄するシカゴ連銀の報告によると、2019年11月下旬から12月にかけての経済は前報告期間に引き続き「控えめ(modestly)」に成長し、今後1年間は同様のペースで成長が続くと予想されている。管理職・専門職・技術職・マネージャーレベルの従業員の賃金上昇が顕著だった。また、2019年に度重なった天候不順で厳しい状況にあった農業分野の景況については、米中貿易交渉の進展を受け、やや楽観的な見方になってきたとしている。

項目ごとのポイントは添付資料参照。

(注1)連邦公開市場委員会(FOMC)の開催に先立ち、年8回公表されており、銀行からの報告や、ビジネス関係者らの声を基にまとめたもの。

(注2)アイオワ、イリノイ北部、インディアナ北部、ウィスコンシン南部、ミシガン南部。

(飯田桃子)

(米国)

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