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サンフランシスコ・ベイエリアでも新型コロナウイルスへの警戒高まる

(米国)

サンフランシスコ発

2020年01月29日

米国のロンドン・ブリード・サンフランシスコ市長は1月27日、中国湖北省武漢市などで感染事例が報告されている新型コロナウイルスに関して会見を行い、市として対応の準備ができていることや、緊急オペレーションセンターを作動させていることを説明した。一部報道されていた、武漢からサンフランシスコへの米国外交官らを乗せたフライトについては把握していないと述べた。サンフランシスコ市公衆衛生局(SFDPH)によると、会見時点でサンフランシスコ市では感染者は確認できていないという。

前日の1月26日には、カリフォルニア州公衆衛生局保健局(CDPH)が、南カリフォルニア(ロサンゼルス郡、オレンジ郡)で2人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表していた。

SFDPHは1月24日付のプレスリリースで、コロナウイルスをめぐる状況のモニタリングを続け、状況の変化に応じて、追加の措置を実行することや、サンフランシスコ市の緊急マネジメント部署(DEM)と協力し、全てのサンフランシスコ市民の健康を守っていくと述べた。また今後、ベイエリアの各地域(サンフランシスコ、アラメダ、マリン、コントラコスタ、サンマテオ、サンタクルーズ、サンタクララ、バークレー)の公衆衛生局が密に連携し、病気に関するモニタリング・研究を行い、地域を超えた予防措置を確保するため、ベイエリアで確認されるどのような事例も追跡いくとしている。

SFDPHは現時点では、最近、武漢に旅行したり、または武漢に旅行して感染した人と密に接触したりしていない限り、ベイエリアの住民が新型コロナウイルスに感染する可能性は低いとしている。また、サンフランシスコ市民に向けて、一貫した手洗いやせき、くしゃみを飛散させないこと、病気の場合は外出しないなどの予防措置をとるよう促している。

サンフランシスコは、アジア以外で最大級のチャイナタウンを有する。ジェトロが確認したところ、現時点で市内で大きな混乱はみられないが、チャイナタウンを含めて市内の複数の薬局店やスーパーではマスクが品切れとなっている場合もある。また、市民からは「コロナウイルスに備えてマスクを買った」という声が聞かれた。

米国疾病予防管理センター(CDC)によると、1月27日時点で米国全体で新型コロナウイルスへの感染を診断された患者は5人(ワシントン州、カリフォルニア州、アリゾナ州、イリノイ州)となっている。CDCは、1月17日より武漢からサンフランシスコ国際空港に到着した旅行者へスクリーニング検査を開始している(注)。

写真 武漢からの旅行者に向けて新型コロナウイルスへの注意を呼び掛けるCDCのビラ(サンフランシスコ国際空港、ジェトロ撮影)

武漢からの旅行者に向けて新型コロナウイルスへの注意を呼び掛けるCDCのビラ(サンフランシスコ国際空港、ジェトロ撮影)

(注)サンフランシスコに加え、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港とロサンゼルス国際空港でスクリーニング検査を開始した。

(石橋裕貴)

(米国)

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