外資銀行の参入規制緩和が進む
(ミャンマー)
ヤンゴン発
2019年12月24日
ミャンマー中央銀行は11月7日、銀行業に関する規制緩和を発表した。これまで外資銀行は13行が支店という形態で参入しているが、新たに子会社ライセンスを交付し、市場開放を拡大する。
発表の骨子は次のとおり。
- 支店ライセンス:現在の外資銀行支店と同様、企業向け金融サービスのみ可能。支店設立は1カ所のみで、最低資本金7,500万ドルが必要。
- 子会社ライセンス:企業向け金融サービスに加え、2021年1月1日から個人向け金融サービスが提供できる。支店として10店舗まで開設可能で、最低資本金1億ドルが必要。
- 現在の外資銀行支店が子会社方式に移行する場合、当地で最低3年間の事業を行っていることを条件として、2020年6月以降に申請が可能。
- ミャンマー内資銀行に対する外資銀行の資本参加は、これまで35%が上限とされてきたが、2020年1月1日以降は案件によっては35%超の出資を認める。
(草苅貴)
(ミャンマー)
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