山東省、外国人高度人材などの就業条件を緩和

(中国)

青島発

2019年12月11日

中国・山東省政府は9月1日に「山東省における外国人の就業円滑化サービスに関する若干の措置」(試行)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(以下、「措置」)を発表し、11月28日、この措置に関する記者会見を開いた。

山東省外国専門家局の張祝秀局長は記者会見で、同省に就業目的で訪中する外国人は年間約4万人、長期的に同省で就業する外国人は約1万5,000人おり、全国6位の外国人就業数だ。山東省の経済規模は全国3位なのに対し、外国人就業数は相対的に少なく、上海市や広東省、北京市、浙江省、江蘇省を下回っている。さらに、外国人材に占める高度人材の割合は12%にとどまり、江蘇省の24%、上海市の19%を大きく下回っており、外国人材、中でも高度人材が不足していると指摘した。

こうした中、より多くの外国人材を誘致するために、山東省は省内で就業する外国人材に関し年齢や学歴、言語などに対する条件の緩和や、就労許可審査期間の短縮などの措置を実施する。概要は表のとおり。

表 措置の概要

(董玥涵)

(中国)

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