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大統領選で無党派のテブン元首相が勝利、反体制運動は激化も

(アルジェリア)

パリ発

2019年12月18日

国営アルジェリア通信(APS)によると、独立選挙国家機構(ANIE)は12月13日、前日に投票されたアルジェリア大統領選挙で、無所属のアブデルマジッド・テブン元首相(74歳)が得票率58.15%(約495万票)で勝利したと発表した。今回の発表は暫定結果で、最終的な選挙結果は12月25日までに発表される見込み。

イスラム政党エルビナ運動の党首で元観光相のアブデルカデル・ベングリナ氏が得票率17.38%で2位、タラエ・エル・フリエット党首で元首相のアリ・ベンフリス氏が10.6%で3位と続いた。投票率は39.93%にとどまり、独立後の大統領選挙としては最低となった。

2019年2月に始まった大規模な反体制デモは、毎週火・金曜に首都アルジェや全国各地で続き、12日の投票当日にも実施された。デモ参加者は、大統領選実施に対する反対があった中で選挙を行ったガイド・サラ軍参謀総長ら、前政権から中核を成す幹部の辞任や、公平で透明な選挙実施が可能な政治体制への移行を要求している。当選したテブン氏はガイド・サラ参謀総長の側近とされているだけに、この反体制運動「ヒラック」が選挙後に激化する可能性がある。

テブン氏は憲法改正やコンプライアンスの改善など、反体制デモの要求に前向きに応える姿勢を見せていた。海外在住アルジェリア人のさらなる活用や、観光ビザの申請条件緩和、格安航空会社の利用促進、非炭化水素分野の経済刺激策の導入など、経済の多様化や部分的な開放を新政策の柱にしている。なお、大統領就任や次回の議会招集などの日程は明らかになっていない。

(ピエリック・グルニエ)

(アルジェリア)

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