アビジャン国際空港、「空港カーボン認証」で3年連続の最高位

(コートジボワール)

アビジャン発

2019年12月04日

コートジボワール最大の空港であるアビジャン・フェリックス・ウッフェ・ボワニ国際空港(AERIA)は3年連続で、二酸化炭素(CO2)の排出削減を目的とした「空港カーボン認証(ACA)」制度における、最高位の「レベル3+」を獲得した。国際空港評議会(ACI)が11月6日付のプレスリリースで発表した。

ACAは、空港から排出されるCO2の管理・削減状況を4段階で評価する認証プログラムで、ACIによって導入された。最高位の「レベル3+」は、カーボン・オフセット(CO2排出量に見合った温室効果ガスの削減活動)に取り組み、「カーボン・ニュートラル」を達成した国際空港に付与される。現在、世界で61空港が認められており、AERIAはアフリカで唯一の空港だ。

AERIAのアリ・ワタラ環境部長は、ターミナル内照明のLED化、太陽光エネルギーの活用、電力管理の効率化、車両のスピード制限、誘導路の整備など、空港全体のCO2排出量の削減に向けた取り組みが「エコ・エアポート」として評価されたとした。

AERIAは、2015年に空港カーボン認証プログラムに参加し、同年10月に「レベル1」、2016年10月に「レベル2」を取得していた。なお、運輸省によると、同空港の2018年の乗降客数は約220万人を数える。

(渡辺久美子)

(コートジボワール)

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