「宇奈とと」がベトナム初出店、外食産業の人材育成を目指す

(ベトナム)

ホーチミン発

2019年12月06日

飲食店を中心としたサービス業の経営サポートや飲食店の運営を行うG-FACTORY(東京都新宿区)のベトナム現地法人GF CAPITAL(VIETNAM)はホーチミン市内で11月22日、世界に20店舗以上展開するうなぎ専門店「名代 宇奈とと ベンタイン店」をオープンさせた。

出店目的は、現地飲食店への経営サポート体制を強化するほか、ベトナム人材を育成するためだ。近年、日本の外食産業では人手不足が深刻化しており、G-FACTORYには人材確保に関する相談が増えているという。4月に開始された日本での外国人材受け入れの在留資格「特定技能」では、外食業も対象分野となった。

こうした中、外国人材が日本の外食業界で就業する能力をいち早く身につけるには、現地の日系飲食店で就業経験を積むことが最善と考え、「宇奈とと」のベトナム初出店に至った。同社は日本で特定技能の登録支援機関に登録されており、外国人労働者の日本での就業や入国後の管理までトータルのサポートが可能だ。また、ベトナムでは現地のネットワークを生かし、認定送り出し機関と連携強化を図っている。

店舗内にセミナールーム設置、座学講習も実施

店舗内には、特定技能試験対策などさまざまな研修に対応できるセミナールームを設けた。従業員以外でもビザの取得や座学講習を受講できるよう拡大を検討していくという。

同社は、日本の外食業で将来就職を希望する人材を採用しており、現在20人が勤務している。日本店舗や他社の飲食店での就労を目標に、ベトナムで開催される試験に今後挑戦する予定だ。

GF CAPITAL(VIETNAM)の北原英氏は「日本での人手不足を補うだけでなく、日本で就労しベトナムに戻った後も現地の外食業界で核となる人材を育てたい。また、日本食の文化をベトナムに広めるきっかけにもしていきたい」と意気込みを語った。

写真 ベンタイン店の外観〔GF CAPITAL(VIETNAM)提供〕

ベンタイン店の外観〔GF CAPITAL(VIETNAM)提供〕

写真 セミナールームでの研修の様子〔GF CAPITAL(VIETNAM)提供〕

セミナールームでの研修の様子〔GF CAPITAL(VIETNAM)提供〕

(眞嶋翔大)

(ベトナム)

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