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大統領・国会・州議会の総選挙、ニュシ大統領と与党が圧勝

(モザンビーク)

マプト発

2019年12月09日

モザンビーク国家選挙委員会(CNE)は10月27日、同月15日に実施された総選挙(大統領、国会議員、州議会議員選挙)の開票結果を発表した。「クラブ・オブ・モザンビーク」が10月28日に報じた。大統領選挙では現職のフィリッペ・ニュシ氏が73%の得票率で再選を果たした。今回の選挙結果を受けた組閣は2020年1月に行われる見込みだ。

国会議員選挙では、ニュシ大統領率いる与党モザンビーク解放戦線(FRELIMO)が71%の得票率で定数250のうち184議席を獲得し、選挙前の144議席から大幅に増やした。州議会議員選挙でも同党が10州全てで単独過半数を確保したため、国内全ての州知事が同党から任命されることとなる。最大野党モザンビーク民族抵抗運動(RENAMO)は、大統領選でオスフォ・モマデ党首の得票率が22%、国会議員選挙では60議席の獲得にとどまった。投票率は約51%とこれまでの選挙と同水準だった。

海外メディアは今回の選挙結果について、FRELIMOによる選挙違反や選挙結果の改ざんの疑念は拭えないとしながらも、モザンビーク全土で精力的な選挙運動を展開して支持を確実に集めたことや、8月にFRELIMOとRENAMO間で締結された和平合意をめぐりRENAMO内で和平反対勢力が分裂したことにより、野党支持者が離れていったことがFRELIMOの勝利につながったとの見方を示している(「ワシントン・ポスト」紙10月23日、「アフリカ・アーギュメンツ」紙11月14日)。

8月以降、RENAMO反主流派の拠点とされる中部ソファラ州では、警察と軍のほか民間人も無差別に襲撃する事件が発生している。ニュシ大統領は11月15日に国防軍と治安部隊に鎮圧と犯人逮捕の作戦実施を指示した。治安当局は、RENAMO反主流派が一連の事件を首謀しているとみている。新政権が国内の治安問題にどのように対処していくか注目される。

(松永篤)

(モザンビーク)

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