台湾発のヘルステックスタートアップ、CEATECのピッチイベントで優勝

(台湾、日本)

イノベーション促進課

2019年11月15日

ジェトロは、10月15~18日に幕張メッセで開催されたCPS/IoTをテーマとした日本最大規模の展示会CEATEC 2019に「JETRO Global Connection」PDFファイル(285KB)を設置し、15カ国・地域から計34社の有力スタートアップを招聘(しょうへい)した。技術力が高く、日本企業との提携の可能性が高い企業を180社の応募の中から厳選し、出展した企業は4日間で計1,600件以上の商談を行った。

写真 JETRO Global Connectionのブースの様子(ジェトロ撮影)

JETRO Global Connectionのブースの様子(ジェトロ撮影)

会期中に米国発のアクセラレーター、Plug and Play Japan主催のピッチング・セッションが行われ、47社中、ジェトロブースからは計9社のスタートアップが参加した。1日目のヘルステック部門では、台湾発で日本にも拠点を置く歩行支援ロボット開発企業フリーバイオニックスジャパンが優勝した。同社は台湾工業技術研究院(ITRI)発のスタートアップで、下肢不自由者、脳血管疾患や骨折、パーキンソン病などによる神経疾患患者を対象とした歩行アシスト機器の開発、販売を行っている。現在、病院やリハビリテーションセンター、医療機器メーカーとの提携機会を模索している。

写真 Plug and Play Japan主催のピッチセッションの様子(ジェトロ撮影)

Plug and Play Japan主催のピッチセッションの様子(ジェトロ撮影)

2日目のスマートシティー部門、3日目の5G/IoT/AI/ブランド・小売り部門、4日目のモビリティー部門でも、審査を通過した有力スタートアップがピッチを行った。参加した日本企業からはジェトロブースに出展した企業に対し、「技術力の高いスタートアップが多く感銘を受けた。また、世界中から集まったスタートアップと接触できる機会は大変貴重だった」との声が寄せられた。

(瀧幸乃)

(台湾、日本)

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