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VW、自動運転技術の子会社を新設、2020年代半ばに商業化へ

(ドイツ)

デュッセルドルフ発

2019年11月08日

ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は10月28日、自動運転の最先端技術研究所として子会社「フォルクスワーゲン・オートノミー(Volkswagen Autonomy、 VWAT)」の設立を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。本社はミュンヘンとウォルフスブルクに設置し、2020年に米国シリコンバレー、2021年には中国にも別の子会社を設立することを計画している。責任者には、VWグループ自動運転担当上級副社長でVW商用車ブランドの技術開発担当取締役も務めるアレクザンダー・ヒッツィンガー氏が就任。VWATの従業員の半分以上はドイツ国内に配置する予定。同社は自動運転レベル4(注1)以上の最先端技術研究所として、VWグループ内の自動運転システム(SDS)に関するあらゆる活動を統括し、2020年代半ばをめどに自動運転の大規模な商業化を目指す。

VWは7月には、フォード傘下で自動走行車の開発を行うアルゴAIへの投資を発表しており(2019年7月18日記事参照)、今後、VWATはアルゴAIと自動運転システムの実現に関して密接に協力するほか、VWATのミュンヘン拠点はアルゴAIの欧州本社としても機能する。また、VWATはSDSの開発でシステム工学および工業化に重点を置き、将来的にVWグループ全体のブランドに活用される標準モジュールの開発を目指す。

SDSの最初の運用ケースには商業分野を予定しており、「モビリティー・アズ・ア・サービス(Mobility as a Service、MaaS)」(注2)などの新たなサービスを主導し、ロボ・タクシーやロボ・バンといった特装車の開発・生産を行うことを計画している。

(注1)自動運転レベル0は運転自動化なし、レベル1は運転支援、レベル2は部分的運転自動化、レベル3は条件付運転自動化、レベル4は高度運転自動化、レベル5では完全運転自動化。

(注2)出発地から目的地までの移動ニーズに対して最適な移動手段をシームレスに1つのアプリで提供するなど、移動を単なる手段としてではなく、利用者にとっての一元的なサービスとして捉える概念。

(ベアナデット・マイヤー、森悠介)

(ドイツ)

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