10月の製造業購買担当者指数(PMI)、2019年で2番目の高値を記録

(フィリピン)

マニラ発

2019年11月06日

IHSマークイットは11月4日、フィリピンの10月のIHSマークイット製造業購買担当者指数(PMI)(注)は52.1と発表した。8月から2カ月連続で減少していたが、前月比0.3ポイント増で、7月と同じ水準に回復した(図参照)。

同社のデビッド・オーウェン氏は上昇の理由について、米中貿易摩擦などの外的要因によるネガティブな影響はあるものの、国内マーケットは底堅く、インフレも抑えられていることから、製造業の生産受注量が増加し、生産拡大につながっていると説明した。

一方、ASEAN全体の10月のPMIは48.5と、9月の49.1から0.6ポイント減少した。ミャンマーとフィリピンを除いて軒並みPMIが前月比で減少するなど、ASEAN全体の製造業の業績見通しは先行きが心配される状況だ。同社は「0.6ポイントの減少幅はここ4年間で最も大きく、ASEANの製造業の営業状況が急速に悪化していることを表している」としている。

ASEANのPMIは高い順から、ミャンマー(53.0、前月比1.0ポイント増)、フィリピン(52.1、0.3ポイント増)、タイ(50.0、0.6ポイント減)、ベトナム(50.0、0.5ポイント減)、インドネシア(49.3、0.2ポイント減)、マレーシア(47.7、0.2ポイント減)、シンガポール(41.4、1.7ポイント減)となった。

図 フィリピンのIHSマークイット製造業購買担当者指数(PMI)の推移

(注)製造業の購買責任者を対象に、生産高や新規受注、在庫レベル、雇用状況、価格などの指数に一定のウエイトを掛けて算出する指数。0から100の間で変動し、50.0は「前月から横ばい」、50.0を超えると「前月比で改善や増加」を意味して景気拡大を示し、50.0未満は「前月比で悪化や減少」として景気減速を表す。IHSマークイットが10月11~24日に、約400社の国内製造業の調達担当者に行ったアンケート調査に基づき算出。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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