10年ぶりに国勢調査、人口増加率は鈍化するも10年間で約900万人増

(ケニア)

ナイロビ発

2019年11月20日

ケニア国家統計局は11月4日、8月24日から約1週間にわたり10年ぶりに実施した国勢調査の速報値を発表した。総人口は4,756万4,296人で、2009年の前回調査(2010年9月16日記事参照)の約3,861万人から約900万人増加した(図参照)。2019年の中間年人口増加率は2.2%で、2009年の2.9%より鈍化し、1969年の国勢調査開始以来、最低となった。

図 総人口と中間年人口増加率の推移

郡別の人口ではナイロビが約440万人で総人口の約9%を占め、最多となった(表1参照)。次いで、キアンブの約242万人、ナクルの約216万人と続いた。

表1 郡別の人口と構成比

1家族当たりの構成人数は3.9人で、2009年の4.4人から0.5人減少した。群別の平均家族構成人数はナイロビが2.9人と最少で、キアンブ、ニエリ、キリニャガが3.0人と続いた(表2参照)。

表2 郡別の家族構成人数

ケニア国家統計局は今後、人口や家族構成以外の結果を順次公開する予定だ。

(久保唯香)

(ケニア)

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