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中国が重量ベースでフィリピンバナナ最大輸入国に、日本と韓国とは関税撤廃で交渉

(フィリピン)

マニラ発

2019年11月07日

中国が重量ベースで2018年のフィリピン産バナナの最大輸入国となったと、10月28日付の地元紙が報じた。フィリピン農業省によると、1991年から2017年までは日本がフィリピン産バナナの最大輸入国だったが、2018年に中国が前年比56%増となる110万トン以上を輸入し、最大輸入国となった。

フィリピン農業省のダール長官は地元メディアに対して、日本は夏季に8%、冬季に18%の関税をフィリピン産バナナに課しており、これらの関税を撤廃するよう日本政府に要請していると説明した。同省によると、生産量の約半分を日本に輸出するフィリピンバナナ生産者輸出業協会(PBGEA)がフィリピン政府に対して、ベトナム、ペルー、エクアドル、インドネシアといったライバル国に打ち勝つためにも、日本の関税撤廃に向けた交渉の早期決着を求めているという。

一方で、フィリピン貿易産業省のラモン・ロペス長官は、11月を期限に交渉を進めている韓国との自由貿易協定(FTA)の交渉が難航しているとした上で、「現在、韓国から30%の関税を課されているフィリピン産バナナの関税を、FTA発効から5年間をかけて撤廃するというフィリピン側の提案を、韓国が承認していない状況だ」と地元メディアに説明した。フィリピンは韓国にとって最大のバナナ輸入元相手国で、そのシェアは85%とされるが、関税が課されていない中米各国のシェアが増加し始めていることから、フィリピンとしては韓国とのFTAの早期締結を進めたい考えだ。

フィリピン統計庁(PSA)によると、金額ベースでは日本が2018年もフィリピン産バナナの最大輸入国だが、2位の中国との差は2016年に8,653万ドルだったのが、2018年には2,244万ドルに縮まっている(表参照)。

表 フィリピン産バナナ輸出統計

(坂田和仁)

(フィリピン)

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