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世界最大のコメ輸入国へ、小売価格は18.6%減

(フィリピン)

マニラ発

2019年11月21日

米国農務省(USDA)は、フィリピンが2019年に世界最大のコメ輸入国になると発表した。11月12日付のフィリピン各紙が報じた。USDAによると、フィリピンのコメ輸入量は重量ベースで300万トンに達する見込みで、中国の250万トンを抜いて世界最大となるとした。

フィリピン政府は3月に、コメの輸入数量制限を撤廃した改正農業関税化法を施行。植物検疫証明書とフィリピン農業省(DA)が発行する植物検疫輸入クリアランス(SPS-IC)を取得の上、35%の関税を支払えば、自由にコメを輸入できるようになった。

フィリピン統計庁(PSA)によると、国内のコメ需要を満たすには年間190万トンの輸入量で済むが、コメが限定的ながらも自由に輸入できるようになったことで、2019年はその約1.6倍の量を輸入する試算となる。また、フィリピンのコメ需要量は1日当たり3万2,000トンで、現時点で国内に71日分のコメの在庫を保有しているとした。このような過剰な供給、輸入の加速によって、10月時点のコメの小売価格は、前年同月比18.6%減の1キログラム当たり41.89ペソ(約92円、1ペソ=約2.2円)に下落している。

PSAによると、2019年1~8月のコメ(HSコード:1006類)の輸入量は233万トン、うち70%に当たる163万トンをベトナム、14%に当たる32万トンをタイから輸入している(表参照)。

USDAは、国内生産量の上昇と過剰供給の影響から、2020年のコメ輸入量は減少すると予測している。

表 フィリピンのコメ輸入量

(坂田和仁)

(フィリピン)

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