ジョリビー、米国大手カフェチェーンの買収完了
(フィリピン)
マニラ発
2019年10月03日
ファーストフードチェーン国内最大手のジョリビー・フーズは9月24日、米国ロサンゼルスを拠点とする大手カフェチェーンのコーヒービーン&ティーリーフの買収を完了したと発表した。買収額は3億5,000万ドルに上り、ジョリビー・フーズにとって過去最大の買収となった。
コーヒービーン&ティーリーフの買収は、ジョリビー・フーズの世界売上高を14%、店舗数を26%引き上げ、ジョリビー・フーズの全売上高に占める海外での割合は36%となる。
買収前の8月末時点において、ジョリビー・フーズは全世界に4,663の店舗を保有し、そのうち3,226店舗が国内で、ジョリビーブランドのほかに、チョーキング、グリーンウィッチ、レッドリボン、マンイナサール、バーガーキングといったブランドをフィリピン国内において展開している。ジョリビーブランドだけをみても、米国のマクドナルドを抑えて、ファーストフードの店舗数でフィリピン国内では首位に立っている。
コーヒービーン&ティーリーフは買収前の8月末時点で、世界27カ国に1,180店舗(米国:288、フィリピン:150、インドネシア:88、マレーシア:100、シンガポール:65、韓国:290、クウェート:36、カタール:28、サウジアラビア:16、エジプト:13、インド:25など)の店舗を構える。
(坂田和仁)
(フィリピン)
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