米カリフォルニア州、CCPAの執行規則案を公表

(米国)

ロサンゼルス発

2019年10月16日

米国カリフォルニア州司法長官室は10月10日、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)の執行規則案を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同案は、(1)消費者への通知、(2)開示・削除請求を処理するための方法・手順、(3)開示・削除請求に関する本人確認方法、(4)未成年者に関する特別ルール、(5)差別的取り扱いの禁止に関する事項の詳細を定めている(執行規則案の主な内容は添付資料を参照)。12月6日までパブコメを受け付け、修正があれば最終規則に反映される。また、12月2日から5日まで州内主要都市で公聴会を実施する。

ザビエル・ベセラ州司法長官はプレスリリースで、「今日、カリフォルニア州民のプライバシー権を保護するために歴史的な一歩を踏み出した。カリフォルニアが先頭に立ってもう一度、インターネット時代の人々の権利を第一に考えていく」と述べた。ギャビン・ニューサム州知事は10月11日、州議会を9月に通過したCCPA改正法に署名し成立させた。(CCPA改正法の主な内容については2019年10月7日記事を参照。)

執行規則案の本文は、「Text of Proposed Regulations - California Consumer Privacy Act(CCPA)」PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を参照。CCPAに関するカリフォルニア州司法長官室公表の詳細はファクトシートPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を参照。CCPAへの対応に関しては2019年6月6日付地域・分析レポートを参照。

(北條隆)

(米国)

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