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2018年海外EC利用ランキング、アリエクスプレスがトップ、ウィッシュが肉薄

(ブラジル)

サンパウロ発

2019年10月24日

2018年の海外EC利用ランキングによると、ブラジルの消費者が最も利用する海外ECサイトは中国のアリエクスプレス(AliExpress)となった。海外ECサイトでの購入全体の23.9%を占めた。2位は米国サンフランシスコに本拠を置くECサイトで中国製品を多く取り扱うウィッシュ(Wish外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で、全体の23.8%と、アリエクスプレスに肉薄した。このランキングは、500以上の海外ECサイトの支払い決済を仲介するフィンテック企業EBANX外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが3,000人のブラジル消費者を対象に調査し、9月25日に明らかにした。

3位から5位はいずれも米国のオンラインサイトで、ナイキ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(18.2%)、アマゾン外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(18.0%)、アップル外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(9.4%)の順となった。

EBANXによると、アリエクスプレスとウィッシュが上位になった背景について、「中国出展企業はブラジルでの少額決済に対応し、商品価格が安い点ではないか」とコメントしている。調査では、消費者全体の48.1%が購入決定の要因は価格だとしている。

配送期間に関しては、全体の55.2%が海外ECサイトは国内ECサイトより配送期間が長いと認知しているが、38.1%は最長30日まで受け入れ、28.6%は45日までであれば受容するとしている。購入者の大半は、配送予定日が遅れる原因は輸送インフラとブラジルでの課税にあると認識。全体の53%が国内輸送を担うブラジル郵便局によるもの、38%が検査や課税を行う連邦収税局によるもの、26%は海外ECサイトの出店企業によるもの、としている。

アリエクスプレスは、ブラジルへの配送期間を1カ月以内(22~28日間)に短縮したアリエクスプレス・プレミアム・シッピングサービスを2019年5月に発表した。さらに、人工知能(AI)によるウェブサイト自動翻訳や、問い合わせ自動翻訳機能の向上を進めているほか、中期的な取り組みとして、配送期間をさらに短縮するためにブラジル国内に配送センターの設置を検討していることを10月に「エスタード・デ・サンパウロ」紙に明らかにしている。

一方、ブラジル国内EC市場でトップシェアを争うメルカドリブレとB2W(Americanas.com外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)もアリエクスプレスに対抗して、2019年にかけて相次いで越境ECに参入している。B2Wでも高精度な自動翻訳機能の開発や海外出展企業の誘致、審査迅速化に注力していることを表明した。ブラジルでの越境EC市場の拡大を背景に、国内外のECサイトによる競争はさらに激化しそうだ。

(大久保敦)

(ブラジル)

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