2020年1月から幅広い分野で関税率を引き上げ

(ウズベキスタン)

タシケント発

2019年10月18日

ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は10月2日、大統領令第4470号「2018年6月29日付大統領決定第3818号における修正と追加の導入について」に署名、2020年1月1日から幅広い分野での関税率の引き上げと、高価な輸入車に対する免税措置の廃止などを決定した。

今回の決定により、全関税品目1,700品目のうち、関税率0%の品目を含む約570品目の関税率が変更され、5~10%ポイント程度引き上げられる。新しい関税率は次のURL(ロシア語)を参照のこと(http://lex.uz/ru/docs/4534082外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

今回の関税率の変更に伴い、製造から2年以内の車両価格4万ドル(相当)以上の輸入乗用車に、特例として適用されていたゼロ関税率が廃止され、2020年1月からエンジン排気量などに応じた規定の関税が賦課される。また、同カテゴリーの乗用車に認められていた物品税の低減税率も撤廃される。

今回の大統領決定第3818号の修正と追加の目的について、大統領令第4470号では、a.国民経済の多様化、b.国内生産者の競争力支援、c.革新的な発展の条件創出、d.高付加価値製品生産のための輸出志向型産業の形成、e.より良い投資環境の創出、を挙げている。

(高橋淳)

(ウズベキスタン)

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