「J-Startup」4社が香港の展示会に出展

(香港)

香港発

2019年10月31日

電子製品関連の展示会「Mobile Electronics」とスタートアップの展示会「Startup Launchpad」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが10月18~21日に、香港で開催された。ジェトロは、Startup Launchpadの会場内にジャパンブースを設置し、日本のスタートアップを支援した。

Startup Launchpadは、既に商品化を終え、販売体制が整ったスタートアップが、商談、マッチング、ピッチを通してネットワークづくりを行う場だ。日本からは「J-Startup」(注)企業4社がジャパンブースに出展したほか(表参照)、香港、韓国、中国、インド、タイ、インドネシア、シンガポール、フランス、米国から計180社のスタートアップが出展した。

表 「J-Startup」の出展企業
写真 J-Startup企業の家庭用ロボットに来場者が関心(ジェトロ撮影)

J-Startup企業の家庭用ロボットに来場者が関心(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

同展示会の会場では、来場者に自社商品を説明するためのデモステージが設けられ、商談スペースも設置された。また、前夜祭を含め、会期中は連日、香港のコワーキングスペースなどでネットワーキングイベントが開催された。会期終了後には、中国・深セン市のエコシステムツアーも行われた。

最終日の10月21日には、ピッチコンテストが開催された。ファイナルリストに選ばれた9社のスタートアップが、ピッチ(7分)と質疑応答(5分)を行った結果、物流ソリューションを提供するマレーシアのMospazeが優勝、日本のトリプル・ダブリュー・ジャパンが準優勝を獲得した。3位は3Dプリンターを設計・製造する深セン市のSnapmakerだった。

写真 ファイナリストによるピッチコンテストの様子(ジェトロ撮影)

ファイナリストによるピッチコンテストの様子(ジェトロ撮影)

写真 ピッチコンテスト表彰式の様子(ジェトロ撮影)

ピッチコンテスト表彰式の様子(ジェトロ撮影)

(注)「J-Startup」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、経済産業省が推進するスタートアップの育成支援プログラム。

(カン・カレン)

(香港)

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