広州市、星付きホテルでの使い捨て用品の事前提供を中止

広州市文化広電旅游局は8月26日、「広州市の星付きホテルにおける使い捨て用品の削減推進に向けた行動方案」(以下、方案)を発表、9月1日から施行した。消費者が環境に配慮した生活と消費習慣を身に付けることを目指す。これにより、市内の星付きホテルは6種類の使い捨て用品（歯ブラシ、くし、ひげそり、靴磨き、爪やすり、ボディタオル）について、客室への事前設置を中止した。

広州市文化広電旅游局によれば、現在、広州市内には160軒の星付きホテルがあり、使い捨て用品の1日の使用量は約127万個に達する。広州市政府が2018年4月16日に発表し、同年7月1日から施行された「広州市ごみ分類管理条例」（以下、管理条例）では、ホテルやレストランが、使い捨て用品の使用を減らすよう、利用客に注意喚起することが義務付けられていた。今回の方案では、使い捨て用品の削減に向けたより具体的な対策が実行されたかたちだ。違反した場合は、管理条例に基づいて処罰される。

広州市内にある4つ星ホテルにヒアリングしたところ、方案の施行後は、部屋には上述の6種類の使い捨て用品は設置していないが、宿泊客の要求があった場合には提供するとのことだった。

（梁梓園）