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世界銀行の「Doing Business 2020」でパキスタンが108位に上昇

(パキスタン)

カラチ発

2019年10月30日

世界銀行は10月24日、世界190カ国・地域を対象に事業開始の容易さなどビジネス環境に関する10分野を指標化・順位付けした「Doing Business 2020PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」を発表した。これによると、パキスタンは前年の136位から28位順位を上げ108位となった。世界銀行は今回のレポートでパキスタンを「際立った改善を見せた国」と評価しており、中国やインド、ナイジェリア、サウジアラビア、ヨルダン、トーゴ、バーレーン、タジキスタン、クウェートとともに好例として取り上げた。

イムラン・カーン首相は2018年8月の就任直後から、パキスタンへの外国直接投資がベトナムやインド、バングラデシュ、スリランカなどに比べて少ない点を指摘し、連邦政府や州政府に対して投資環境を改善するための事務局や改革委員会を設置するなどの対策を指示してきた。今回のレポートでの評価は、そうした取り組みに一定の成果が出ている証しといえよう。

会社設立や納税でのオンライン化が進む

Doing Business 2020では、パキスタンのビジネス環境の改善点として、以下の6つのポイントを挙げている。

  1. ビジネスの開始に当たり、パキスタン政府は「オンライン・ワンストップ・ショップ」と呼ばれるシステムを開発して運用を始め、企業が各種届け出をオンライン上でできるようにした。現在、カラチ、ラホールでの会社設立はオンライン申請が可能となっている。労働局での企業登録費用も撤廃した。
  2. 建設許可取得手続きについて、認可プロセスを整理して許可取得の難易度を下げた。建物の検査が定期的に実施されるよう規定し、安全性を高めた。
  3. 電力供給では、オンライン・ポータルを開設し、企業が電力の新規引き込みを容易に申し込めるようにした。電気料金体系の透明性も高めた。
  4. 土地・建物などの不動産登録手続きにかかる時間を短縮した。
  5. 消費税と法人税は、オンラインで納税が可能となった。
  6. 電子システムを活用し、さまざまな政府関係機関の横の連携、情報共有が強化された。

(久木治)

(パキスタン)

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