遼寧省、日本など北東アジア地域との経済連携促進策を発表

(中国、日本)

大連発

2019年10月24日

遼寧省政府は10月11日、「北東アジア地域との経済・貿易連携を促進し、対外開放の新たなフロンティアを建設するための意見」(以下、意見)を発表した。中国政府は東北経済を立て直すため、一層の対外開放を推進しており、その政策の一環として位置付けられている。

意見は、北東アジア地域と投資誘致、貿易、技術協力、文化交流などの面で協力を強化するとし、21項目の重点任務を制定した。日本は各項目の随所で言及されており、重要な対象国であることが読み取れる。日本に関連する主な内容は表のとおり。

表 「北東アジア地域との経済・貿易連携を促進し、対外開放の新たなフロンティアを建設するための意見」で日本に関連する主な内容

なお、意見の確実な実施に向け、経済・貿易を所轄する遼寧省商務庁の海外事務所の設置、政府の財政支援の拡大、高度人材の誘致、ビジネス環境の整備などに注力していくとした。

(呉暁東)

(中国、日本)

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