ミルジヨエフ大統領、12月に初の訪日へ

(ウズベキスタン)

タシケント発

2019年09月24日

ウズベキスタン大統領府は9月20日、同府ウェブサイトでシャフカト・ミルジヨエフ大統領が12月に日本訪問を予定していることを発表した。訪日が公式に発表されたのは今回が初めて。

大統領の訪日は、8月末に着任した藤山美典・日本大使を含む5人の外国大使の信任状奉呈式の実施に関する報告の際に発表された。ミルジヨエフ大統領はスピーチの中で、a.ウズベキスタンは日本との戦略的パートナーシップの深化・さらなる強化を重要視している、b.エネルギー、資源探査、自動車産業、物流、通信、インフラ、学術・観光、教育などの分野で日本企業との協力が進んでおり、c.12月訪日時のハイレベル会談や交渉が両国間の互恵的協力を質的に新しい発展段階に引き上げるものと確信している、と発言している。

ウズベキスタン大統領の訪日は、2013年2月のイスラム・カリモフ前大統領以来約7年ぶりとなる。一方、日本の安倍晋三首相は2015年10月にウズベキスタンを訪問している。

ウズベキスタンでは、2017年9月の外貨規制緩和(2017年9月11日記事参照)や2018年2月の日本人のビザなし渡航承認(2018年2月6日記事参照)以降、日本からの輸入額や観光客数が大幅に増加し、経済交流も活発化している。12月のミルジヨエフ大統領訪日に向けた、さまざまな案件形成の加速、訪日時の経済イベントの実施などが想定される。

(高橋淳)

(ウズベキスタン)

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