中国小売り100強企業リストを公表、ネット通販大手が上位に

(中国)

上海発

2019年09月13日

中国商業聯合会(CGCC)と中華全国商業信息センター(CNCIC)は9月7日、「2018年度中国小売り100強企業リスト」を発表した。100強企業の総売上高は前年比20.5%増の7兆3,500億元(約110兆2,500億円、1元=約15円)に達し、2018年の社会消費品小売総額(38兆1,000億元)に占める割合は19.3%(2017年より2.7ポイント拡大)となった。

100強企業のうち販売額が1,000億元以上の企業は7社で、天猫(2兆4,520億元)、京東(1兆6,769億元)、拼多多(4,716億元)、蘇寧易購集団(3,368億元)、大商集団(3,003億元)、国美電器(1,382億元)、華潤万家(1,013億元)だった(表参照)。

表 中国小売り100強企業(上位20位)

ネット通販2強の天猫と京東が2017年度と同様に1位と2位にランクインした。2018年7月に米国で上場した新興ネット通販企業の「拼多多」が加わり、ネット通販企業がトップ3を占め、売上高は合計で4兆6,005億元と、100強企業の総売上高の63%を占めた。

100強企業にランクインした日系企業をみると、永旺(中国)投資(イオン)が51位(149億3,000万元)、上海福満家便利(ファミリーマート)が69位(94億9,000万元)、柒一拾壱(中国)投資(セブン-イレブン)が88位(58億5,000万元)、成都伊藤洋華堂(イトーヨーカドー)が93位(55億3,000万元)となった。

(王艶)

(中国)

ビジネス短信 bc84ce29c3e27c63