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ベストスタートアップ100を発表、首位は検査用ドローンのフライアビリティ

(スイス)

ジュネーブ発

2019年09月17日

スイス最大のスタートアップ表彰イベント「スイス・スタートアップ・アワード外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が9月4日に開催され、スイスのベストスタートアップ100外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが発表された。

アワードは、イノベーションを促進する政府機関イノスイスからスタートアップ支援プログラムの提供を委託されているベンチャーラボが主催し、投資家とスタートアップの専門家から構成される100人の審査員が商業的可能性の高い設立5年未満のスタートアップを対象に選出する。2011年から毎年開催されており、ソフトバンク主導による4億8,400万ドルの資金調達ラウンドでユニコーンとなった、観光地の入場券やツアーをオンライン販売するゲットユアガイド(2012年3位)などを輩出している。

前回4位から今回首位となったのは、原子力・エネルギー・化学・鉱業分野などの危険を伴う場所での検査用ドローンを提供するフライアビリティだ。同社は、東日本大震災後による原発事故を受けて、複雑な地形を移動できる飛行能力と衝突安全性を備えたドローンを開発するため、2014年に設立された。世界に350の顧客を有する同社は、自社製品を業界標準とするべく、1,500万スイス・フラン(約16億3,500万円、1フラン=約109円)以上を調達済みだという。

前回3位から今回2位となったのは、がん組織検査を10~30分で分析可能な装置を提供する2014年設立のルナフォールだった。同社は2019年中に2,300万スイス・フランの調達を目標としている。

3位は、女性が装着することで排卵状況などを把握・追跡し、避妊や妊活に役立てられるブレスレット型デジタル機器とアプリを提供するアバ、4位は、垂直離着陸が可能な地図などの測量に適したドローンを製造するウィングトラ、5位は自動運転車両も活用したマルチサービスを可能にする交通事業者向けソフトウエアを提供するベストマイルが選ばれた。

スイスのスタートアップは、世界屈指の2つの工科大学のチューリヒ工科大学(ETHZ)とローザンヌ工科大学(EPFL)からの人材輩出によるところが大きい。今回も1位、2位、5位がEPFLのスピンオフだった。なお、47社がETHZのあるチューリヒ州、19社がEPFLのあるボー州から選ばれた。

受賞したスタートアップは、表彰式での投資家やスタートアップ経験者との交流の機会や、後日には協賛ベンチャーキャピタルに対するピッチングの場が与えられる。

(和田恭)

(スイス)

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