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アシュラを9月10日に決定、治安情勢に要注意

(パキスタン)

カラチ発

2019年09月03日

パキスタン政府は8月30日、2019年の宗教的祝祭日であるアシュラ(モハラム)を9月10日に決定し、前日の9日と合わせて2日間を公休日とした。アシュラは、パキスタンで最も注意・警戒を要する宗教的祝祭日の1つ。日本の外務省も8月28日に注意喚起外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発出した。

アシュラを含む時期にパキスタンへ訪問することは推奨されないが、やむを得ず渡航する場合、最大限の注意と警戒が必要だ。同国への渡航には幾つか留意すべき事項があるが、アシュラでは携帯通信の遮断に特に注意すべきだ。

滞在日程に宗教的・国家的祝祭日は含まれていないか

この数年、パキスタンの治安情勢は回復傾向にあるが、日本の外務省が公表する危険情報外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでは、パキスタン全域がレベル2(不要不急の渡航はしない)以上で、依然として注意が必要だ。以下、渡航に当たっての安全対策のチェック項目を紹介する。

  • 渡航日程:金曜日が含まれていないか。特に、金曜日の午後3時以降の外出は要否を再度検討する。抗議活動などは、他の曜日に比べて、金曜日の礼拝後に実施される場合が多い。同じくイスラム教を国教とするバングラデシュでは、2016年7月1日にダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件が起きたが、ラマダン期間の最終金曜日の午後9時20分ごろに発生した。
  • たびレジ:外務省の海外安全情報配信サービス「たびレジ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」に登録し、情報が逐次入手できるようにする。
  • 通信手段の確保:携帯通信に依存しない通信手段を確保したい。過去5年では、アシュラ当日は携帯通信網が遮断されている。衛星電話を配備している日系企業もある。携帯通信網が遮断された場合、モバイルWiFiルーターも利用不可となる。ホテルや事務所の固定電話、固定インターネット回線を事前に確認しておくと安心だ。
  • 利用車両:車の外から見て、外国人が乗車していることや、貴重品を所持していることが容易に分からないようにする。空港からホテルまで乗車する車両についても注意する。パキスタンでは、窓ガラスにスモークフィルムを貼ることが禁止されているため、取り外し式のシェードの利用を検討する。乗用車向けのシェードは、通常は発注して翌日には受け取りが可能で、値段はサイズによって異なるが、乗用車向けのもので1,500パキスタン・ルピー(約1,020円、1パキスタン・ルピー=約0.68円)程度だ。また、特に夕方以降、車内で携帯電話やノートパソコンなど発光する機材の利用は控える方が賢明だ。
  • 警備員の起用:特にカラチに出張する場合、警備員の起用を検討した方が良い。カラチの日本人社会では、車両移動の際に警備員を助手席に同乗させ、警備・警戒していることを示すのが通例となっている。
  • ダミーの財布、携帯電話の用意:強盗に襲われた際に渡せるように、ダミーの財布と携帯電話を準備したい。

(久木治)

(パキスタン)

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