日野自動車が米ウェストバージニア州に新工場を開設

日野自動車の販売子会社である日野モータースセールスU.S.A.と生産子会社である日野モータース・マニュファクチュアリングU.S.A.は、8月21日に米国ウェストバージニア州ミネラルウェルズに設立した新工場の開所式を行った（同社ニュース8月22日）。また同社は、今回の工場新設を含め過去2年間で米国内の事業に対し行ってきた1億ドル分の投資に加えて、新たに4,000万ドルの追加投資と250人の新規雇用を行うことを発表した。

今回の新工場設立は、生産の現地化による米国での基盤強化に向けた取り組みの一環となる。同社は、米国において2007年から、新工場から30キロほど離れた同州内のウィリアムズタウン工場で生産活動を行っており、2018年は中型トラックなどを中心に年間で1万872台を生産している（マークラインズ調べ）。新拠点では新型の中型トラックのほか、北米専用車向けキャブ（運転席居住空間）を日本から移管して生産する。

開所式に列席した同州のジム・ジャスティス知事は「今回の新規の投資と雇用は、多くの州民の生活をより良いものとするだろう」と歓迎した。

（大原典子）