エルサレムのライトレール建設、シャピール・CAFが落札

(イスラエル)

テルアビブ発

2019年08月22日

エルサレム市内を運行するライトレールの新路線(グリーンライン)建設と、既存路線(レッドライン)の延伸に関する入札は、イスラエルの大手ゼネコン、シャピール・エンジニアリング・インダストリー(以下、シャピール)と、スペインの鉄道車両メーカー、CAFグループ(以下、CAF)のコンソーシアムが落札した。エルサレム交通マスタープランチーム(JTMT)が8月7日に入札結果を発表した。落札価格は、イスラエルでの入札で最高額となる100億シェケル(約3,000億円、1シェケル=約30円)と推定されている。

シャピール・CAFのほかに入札したのは、イスラエルのバス会社エゲットと建設会社シクン・ビヌイおよび中国の鉄道車両メーカーCRRC(中国中車)によるコンソーシアムだけだった。計画の初期段階から関心を示していたボンバルディア(カナダ)、シーメンス(ドイツ)、アルストム(フランス)といった企業は参加しなかった。

シャピールとCAFのコンソーシアムは「トランス・エルサレム J-Net」と呼ばれ、グリーンラインとレッドラインを当初の15年間と、オプション期間の10年間にわたり運営する権利を得た。「トランス・エルサレム J-Net」は2019年内に建設計画の作成を開始し、2022年から2025年にかけて徐々に運行を開始する予定。

イスラエル財務省によると、完成後のグリーンラインとレッドラインの利用客の見込みは1日当たり50万人で、欧州や中東で最大となる。

商業都市テルアビブでも、ライトレールの建設工事が始まっており、最初の区間となるレッドラインは2021年10月の運行開始を目指している。ライトレール車両の調達(90車両)に関する入札は、2015年に中国のCRRCが落札しており、2019年4月に吉林省長春市の工場で第1号車両が完成している。

(荏原昌)

(イスラエル)

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