高知県が上海市で賞味会を開催

(中国、高知)

上海発

2019年08月05日

高知県は7月25日、中国とのビジネス交流を深め、県産食材の上海での普及と流通を推進すべく、「高知県賞味会 in SUN with AQUA 2019」(以下、賞味会)を開催した。

農林水産省から「日本食普及の親善大使」に任命された本多淳一氏が総料理長を務める上海市内の日本食レストラン「SUN with AQUA」で行われた。

賞味会では、高知県産の水産物を中国に輸出している企業(与力水産、うおいち)などが、2019年に新たに中国へ輸出するようになった冷凍のオオモンハタ、シイラに加え、チルドや冷凍のマグロ、キンメダイなどを紹介した。また、土佐鶴、亀泉などの酒造会社も高知県産の水産物によく合う日本酒を紹介した。

このイベントには、中国で日本産水産物の輸入・卸をしている企業(上海大菱)や、日本酒の輸入・卸の企業(三山グリーン、蘇州嵐山貿易)が取引している上海の有名レストランなどの事業者が参加し、本多総料理長が考案した高知の魅力を最大限に引き出したメニューを堪能した。また、試食後には活発な商談も行われた。

参加者からは、「今回紹介した商品以外にゆずこしょうなど高知県産品に関心があり、上海市内のどこで入手できるか」などの質問が寄せられた。

写真 高知県産の水産物(ジェトロ撮影)

高知県産の水産物(ジェトロ撮影)

写真 メニューの説明をする本多総料理長(ジェトロ撮影)

メニューの説明をする本多総料理長(ジェトロ撮影)

(内田剛)

(中国、高知)

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