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南部美人がウガンダで日本酒の試飲会開催、輸出拡大へ意欲

(ウガンダ)

ナイロビ発

2019年08月28日

岩手県の地酒蔵である南部美人は、ウガンダで農業事業を展開する日系企業のCots Cotsと8月21日、首都カンパラの日本料理店「YAMASEN」で試飲会を共催した。南部美人は1997年に輸出を本格的に始め、現在、世界44カ国へ輸出している。試飲会には、5代目蔵元の久慈浩介氏が参加し、日本酒用グラスなどを製造販売する木本硝子の木本誠一代表取締役、箸の販売や輸出を手掛けるはし藤本店の上中康成代表取締役とともに、日本の食文化をアピールした。

写真 試飲会の様子(ジェトロ撮影)

試飲会の様子(ジェトロ撮影)

久慈氏は同日、ジェトロのインタビューに対し、サブサハラアフリカへの輸出にはかねて関心があったと話した。カンパラの市場を視察し、「輸入品であふれる高所得層向けスーパーも日本食材の取り扱いがなく、驚いた」とした上で、「われわれの目標は、全世界に日本酒を輸出することだ。グローバル化を目指す酒蔵として、アフリカにもチャレンジしたいとあらためて感じた」と語った。今後、ウガンダ向け日本酒輸出の拡大も目指すという。

写真 日本文化も紹介した会場の様子(ジェトロ撮影)

日本文化も紹介した会場の様子(ジェトロ撮影)

在留外国人だけでなく、ウガンダの高・中間所得層もターゲットだ。ウガンダ統計局によれば、月収の中央値は2012/2013年度の13万2,000ウガンダ・シリング(約35.7ドル、UGX、1ドル=約3,700UGX)から2017/2018年度は16万8,000UGX(約45.4ドル)と、約27%上昇した。長期的には、中間所得層の増加も期待される。

ウガンダでは、ジンに似た蒸留酒「ワラギ」が広く生産・消費されており、地元スーパーなどでは750ミリリットル瓶を約7ドルで購入できる。ウガンダの1人当たりアルコール飲料消費量は、年間9.5リットル(2015~2017年の平均値、世界保健機関2018年)で、ケニア(3.4リットル)、ルワンダ(9.0リットル)、タンザニア(9.4リットル)を上回る。ケニアでは消費量の約40%をビールが占めるのに対し、ウガンダはワラギを含む「その他」が消費量の86%を占めるのが特徴だ。試飲会に招待されたウガンダ人は「日本酒はワラギより香りが華やかで飲みやすい。グラスや箸へのこだわりも印象的だった。また飲みに来たい」と話していた。

(久保唯香)

(ウガンダ)

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