シカゴ地域の農業は大雨で厳しい状況続く、米FRBのベージュブック報告

米国連邦準備制度理事会（FRB）は7月17日、地区連銀経済報告〔ベージュブック（注1）〕を公表した。

米国中西部の一部地域（注2）を管轄するシカゴ連銀の報告によると、5月下旬から6月の経済は、前期（4月から5月上旬）と比較して大きな動きはなかったが、製造業の動向が縮小に転じたほか、農業分野では、5月下旬から6月初めにかけての豪雨の影響で、農家にとって厳しい状況が続いている。雇用や物価などのポイントは表のとおり。

（注1）連邦公開市場委員会（FOMC）の開催に先立ち、年8回公表されており、銀行からの報告やビジネス関係者などの声を基にまとめたもの。

（注2）アイオワ、イリノイ北部、インディアナ北部、ウィスコンシン南部、ミシガン南部。

（飯田桃子）