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スウェーデンで禁煙の対象となる場所が拡大

(スウェーデン)

ロンドン発

2019年07月08日

スウェーデンでは7月1日から、禁煙対象となる公共の場が拡大し、バス・タクシー乗り場や駅のプラットフォーム、屋外カフェ、児童公園、スポーツ競技場なども禁煙となった(表参照)。レーナ・ハレングレン社会相は「政府が禁煙を拡大しようとしている背景には多くの理由がある。多くの人々にとっての健康の改善や、より健康な労働環境に加え、喫煙に関する規範を変更することが重要だ。なぜなら喫煙はスウェーデンにおける、がんの最大の要因の1つであるからだ。政府は、スウェーデンが2025年までに禁煙国になることを目標としている」と述べた。前述のスポーツ競技場に関しては、コンサートや展示会など、スポーツ以外のイベントに使われることも多いが、そのような場合も禁煙となる。

単に禁煙対象の場所で喫煙しただけでは即、逮捕や罰金の対象とはならず、喫煙による退去の指示に従わなかった場合に、適用を受ける。該当する場所の禁煙を維持する責任は、場所の所有者に帰属し、所有者は明確な看板などで禁煙であることを示さねばならない。また、退去の指示に従わない喫煙者を強制退去させることができるのは、警官あるいは警備員に限られる。市(コミューン)が市内の禁煙環境を管理する責任を持つ。

今回の措置に関連して、対象となるたばこの種類も広げられ、電子たばこなども含まれるようになったが、スウェーデンの特産品である「スヌース」(snus、注)は含まれない。また、今回の措置に関連して、たばこ販売を許可制にする制度も導入された。

表 スウェーデンの禁煙の経緯

(注)小さなティーバッグのような袋にたばこの粉が入っていて、それをほおと歯茎の間に挟んで、溶かしながらニコチンを楽しむもの。煙が出ないので工場や高校などでたしなむものも多い。

(三瓶恵子)

(スウェーデン)

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