東レ、リチウムイオンバッテリー用部品生産拠点の設立を発表

(ハンガリー)

ブダペスト発

2019年07月22日

東レは7月12日、ハンガリー北部ニェルゲシュウイファルで電気自動車(EV)に使うリチウムイオンバッテリー用のセパレータフィルム(BSF)の生産を行うと発表した。稼働は2021年7月の予定。現地報道によると、投資額は1,270億フォリント(約470億円、1フォリント=約0.37円)。ハンガリー政府は47億フォリントの補助金を提供するとしている。新規雇用者数は188人で、そのほとんどが高度な技能を持つエンジニアだと現地メディアは伝えている。同社が進出する地域は、ドナウ川を隔ててスロバキアと国境を接し、多数の多国籍企業が操業する地域のため、労働者の確保が厳しく、数千人規模の大量の従業員雇用は困難な環境にある。

同日の起工式に臨んだ東レの日覺昭廣社長は、2段階の投資計画を経て、東レグループ全体のBSF生産能力は年産約20%増強となるとした。

東レは2014年に炭素繊維の製造販売を行う米国のゾルテックを買収し、現在は風力発電用製品などの生産を行っている。BSFの新工場はゾルテックのハンガリー工場の近くに建設する。隣接するコマーロム地域では、韓国SKイノベーションがEV用リチウムイオンバッテリーの生産を2020年に開始する予定だ。さらに7月には、韓国インジコントロールズがEV用バッテリーモジュール生産拠点の設立を発表したばかり(2019年7月12日記事参照)。韓国に続いて日本企業もハンガリー国内でEV関連部品の生産に乗り出すこととなった。

(本田雅英)

(ハンガリー)

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