人工知能(AI)の実用化をテーマにワークショップ開催

(エチオピア)

アディスアベバ発

2019年07月16日

エチオピア生命工学研究所は7月4~5日、「第2回人工知能(AI)についての全国ワークショップ」を首都アディスアベバで開催した。同研究所によれば、参加者は100人以上で、AIについての関心の高さがうかがえた。参加者は、政府機関、大学などの教育機関、スタートアップ企業、インキュベーション施設の関係者など。「AIの実用化(Putting AI into Practice)」をテーマに、政策や教育カリキュラムとAIの関係について、セミナーやパネルディスカッションが実施された。

写真 セミナー会場の様子(ジェトロ撮影)

セミナー会場の様子(ジェトロ撮影)

スタートアップ企業からは、ヒューマノイドロボット「ソフィア」の開発実績を持ち、日本や米国などにもサービスを提供するiCog Labs外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、情報通信技術(ICT)分野の人材プラットフォーム事業を運営し、国際金融公社(IFC)などとの協力の下で、ICT技術に関する教育を実施するGebeya外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますなどが参加した。両社は「エチオピアのAI利用は道半ば」としながらも、「今後のエチオピアの成長には、AIなどの先端技術を政策や教育分野に取り込んでいくことが不可欠だ」と指摘した。

写真 パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

(山下純輝)

(エチオピア)

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