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イスラエルのリナグループ、コートジボワールでカシューナッツ加工に参入

(コートジボワール、イスラエル)

アビジャン発

2019年07月22日

イスラエルのリナグループの子会社で農業事業に取り組むデケル・オイルは7月10日、コートジボワール中部のティエビスウで、年間生産能力1万トン(3万トンまで拡張可能)のカシューナッツ加工工場建設に着手したと発表した。プラントはインドの建設会社オーバーシーズ・プロジェクツ・アンド・サービスとのEPC契約で建設され、工場の稼働開始は2020年6月に予定されている。

政府は国内加工促進へ優遇措置を拡大

コートジボワール・カシューナッツ・綿花評議会(CCA)によると、国内には稼働中の加工工場が24カ所あり、年間生産能力は計16万5,000トンだ。主な外資系企業はオラム(シンガポール、4万2,000トン)、グレート・クエスト・ファーティライザー(カナダ、1万2,000トン)、STNC(レバノン、6,000トン)などだ。コートジボワール政府は、現在10%の現地加工率を2035年までに100%に引き上げることを目標に、奨励金の給付や工業団地への入居など奨励制度を導入している。特に税制では、加工品への輸出税免除に加えて、7月3日から、新規投資に限らず既存拠点の拡張・近代化を目的とした設備機械や部品の輸入に掛かる関税と付加価値税の免除、税額控除などの優遇措置の拡大を閣議決定した。世界最大の生産・輸出国である同国では、2019年度73万トンの生産を見込んでおり、このうち加工量は18%の13万トンに達する見通しだ。

デケル・オイルは2007年から、同国西南部のアェヌアンでパーム油精製に従事している。データベース化された苗床をはじめ、自社農園、農家・農業組合による契約生産、生産能力7万トンの製造工場を有し、一貫生産を進めている。デケル・オイルの2018年売上高は、市況の低迷による採算の悪化で前年比30%減の2,090万ユーロだった。リンカーン・ムーア社長はニュースサイトのコモダフリカの取材に対し、パーム油の市況回復とカシューナッツ加工の事業環境の改善により、2020年の業績は好転すると話した。デケル・オイルはコートジボワールを足場に、西アフリカの農業分野で事業拡大を目指している。

(渡辺久美子)

(コートジボワール、イスラエル)

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