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低所得者向け健康保険基金(マイ・サラーム)、適用病院が拡大

(マレーシア)

クアラルンプール発

2019年06月14日

マレーシアのリム・グアン・エン財務相は6月8日、1月1日から導入した低所得者(B40)向け健康保険基金「マイ・サラーム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が適用される病院について、公立病院に加えて、5つの大学病院および5つの軍病院を追加することを発表した。マイ・サラームが利用できる病院は合計で154となった。

保険適用申請は3月1日から開始

マイ・サラームは、B40のうち、政府の生活支援金(BSH)の給付を受けている18~55歳を対象に、公立病院をはじめとする政府指定の医療機関において、36の特定重病疾患(添付資料参照)の治療に対する医療費および入院費を補助する制度だ。本制度は2018年5月に発足したマハティール政権による「政権発足後100日で取り組む10の公約」の1つに掲げられていたもので、1月24日にマハティール首相により導入が発表された。本制度により、380万人が恩恵を受けるという。医療費補助は一時金で8,000リンギ(約20万8,000円、1リンギ=約26円)、入院費補助は1日当たり50リンギで最長年間14日分が支給される。

申請は3月1日から開始されたが、1月1日以降に診断を受けたものについてはさかのぼって申請可能だ。4月4日までで1,094の申請があり、うち4万200リンギ相当に当たる97申請分が支払われたという(「ニュー・ストレーツ・タイムズ」紙4月8日)。マイ・サラームのウェブサイトによると、申請書類に不備がない場合、申請処理期間は約10営業日としている。

イスラム法に基づいた健康保険制度

マイ・サラームは、金利や投機などを禁ずるイスラム法にのっとった「タカフル」と呼ばれる、相互扶助を意味とするイスラム圏の保険制度に基づいた収入支援制度になっている。6月現在、シンガポール系保険会社のグレート・イースタン・タカフルが同基金の管理者として任命されている。同社は、マイ・サラームに対して20億リンギの初期投資を行った。政府によると、今後は他のタカフル事業者も参入する計画だという。タカフル事業者は、2013年イスラム金融サービス法に基づき、中央銀行からライセンスを取得する必要がある。

(田中麻理)

(マレーシア)

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